簡単な答え
初めて中国に行くなら、まず 上海 から始めるのがいちばん無難です。
1週間以上あるなら、2都市目として 北京 か 西安 を足すのが現実的です。
時間が限られているなら、景勝地や都市数の増やしすぎは避けたほうがうまくいきます。
失敗しにくい基本ルール
初めての中国旅行では、バリエーションよりもやりやすさのほうが重要です。
よい最初の都市には、たいてい次の条件があります。
- 空港から市内への移動がわかりやすい
- 地下鉄が発達している
- ホテルの選択肢が安定している
- 支払いと移動の仕組みを覚えやすい
- 遠出をしなくても見どころが十分ある
まだ中国の基本に慣れていない段階で、最初から摩擦の多い都市を選ぶと、それだけで旅全体が重くなります。
最初に選ぶならどこか
上海
上海が初回向きなのは、主に次の理由からです。
- 空港からの移動が比較的わかりやすい
- 地下鉄網が非常に強い
- 外国人対応に慣れたホテルが多い
- 支払いと移動の導入がしやすい
- 毎日複雑な予約をしなくても旅として成立しやすい
特に向いているのは次のような人です。
- 4〜6日程度の短めの旅
- まずは摩擦を減らしたい人
- 近代的な大都市をベースにして、その後に歴史都市を足したい人
1都市だけ選ぶなら、まず上海が最有力です。
2都市目を足すなら
7〜10日あるなら、2都市目を1つ足す形はかなり組みやすいです。
北京
北京が向いているのは、次のような旅です。
- 大きな歴史遺産を見たい
- 中国らしいスケール感を感じたい
- 有名な名所を中心に回りたい
ただし北京は、上海よりも少し「ルール寄り」です。
予約、セキュリティチェック、都市内移動の長さが効いてきます。
西安
西安が向いているのは、次のような旅です。
- 歴史を見たいが、北京ほどの大都市負荷は避けたい
- 旧市街が比較的まとまっているほうがよい
- 短い旅でも2都市目として組み込みやすいほうがよい
上海との組み合わせでは、西安はかなりバランスが良い歴史都市です。
成都
成都が向いているのは、次のような旅です。
- 食が大きな目的
- 旅のテンポを少し落としたい
- 名所の数より雰囲気を重視したい
ただし、初回で「定番をしっかり押さえたい」人にとっては、北京や西安のほうが組みやすいことも多いです。
後回しにしたほうが楽なタイプの目的地
次のような場所は魅力的ですが、初回は少し後回しにしたほうが旅が安定しやすいです。
- 乗り継ぎが多い景勝地
- 天候の影響を強く受ける地域
- 現地での交通判断が増える場所
- 都市観光と自然移動を同時に詰め込みやすいルート
それらが悪いわけではありません。
ただ、最初の中国旅行としては少し厳しめです。
実際に何都市回るべきか
目安としては次のくらいが無理のない範囲です。
- 4〜6日: 1都市
- 7〜10日: 2都市
- 11〜14日: 2〜3都市。ただし移動がきれいな場合だけ
地図上で広く見えても、現地では移動日が思った以上に重くなります。
都市選びを安定させる考え方
- まず旅の日数から考える
行きたい場所の数ではなく、使える日数から逆算します。 - 最初の都市は「簡単さ」で決める
多くの場合、その答えは上海です。 - 2都市目は「違い」が出るかで決める
北京はスケール感、西安はまとまった歴史、成都は食と空気感です。 - 移動時間を正直に数える
都市間移動で半日以上消えるなら、それは実質コストです。 - 景勝地は後半に考える
都市計画が安定してから足すほうが失敗しにくいです。
よくある失敗
- いちばん難しい都市から始める
- 安い航空券だけを理由に都市を増やす
- 景勝地を軽い寄り道のつもりで入れる
- ネットで人気だからという理由だけで都市を選ぶ
初回旅行でいちばん賢いプランは、たいてい想像より少し地味です。
現実的に見ると
- 上海は入口として最も安定しやすい
- 北京は非常に見応えがあるが、少し重い
- 西安は初回向けの歴史都市としてバランスが良い
- 成都は合う人にはとても良いが、全員向けではない
大事なのは、いちばん派手な地図を作ることではなく、現地で回るときに気持ちよく機能する旅を作ることです。
旅慣れた人がやりがちな組み方
- まず簡単な都市から入る
- 差が出る都市だけを足す
- 余白を残す
- 景勝地や複雑な地方は次回に回す
この考え方のほうが、初回の中国旅行はだいたいうまくいきます。
チェックリスト
- 最初の都市は知名度ではなくやりやすさで選んだ
- 都市数が旅の日数に合っている
- 2都市目は時間がある場合にだけ足している
- 景勝地は必須扱いにしていない
- 移動時間を正直に見積もっている