簡単な答え
初回の中国旅行なら、だいたい次の基準が現実的です。
- 4〜6日: 1都市
- 7〜10日: 2都市
- 11〜14日: 2都市が快適、3都市はかなり disciplined な場合だけ
これを超えると、「意欲的」というより単に過積載になりやすいです。
なぜ都市数の判断がそんなに大事か
初回旅行の失敗で多いのは、都市選びそのものより都市数の多さです。
地図を見ると、ついこう思いやすいです。
- 電車は数時間だからいけそう
- フライトも短い
- 都市同士が近く見える
でも現地では、一都市増えるたびに次のコストが乗ります。
- 荷造りと荷ほどき
- ホテルのチェックアウトとチェックイン
- 駅や空港までの移動
- 保安検査、待機、遅延
- 毎回環境が変わることによる疲れ
中国ではこのコストがかなり効きます。
「もう一都市」をどう数えるか
一都市追加は、旅程表の一行が増えるだけではありません。
実際には次のどれかを失うことが多いです。
- 午前の大半
- 午後の大半
- その日の使える気力
夜に着いて、寝て、翌朝すぐ出るだけなら、それは実質的には都市観光ではなく、ホテルを挟んだ移動に近いです。
日数別の考え方
4〜6日: 1都市が最もきれい
これは初回旅行でいちばん安定する形です。
- 現地システムに慣れる時間がある
- 名所も押さえやすい
- 小さな失敗を回収できる
- 夜もちゃんと使える
ここで2都市にすると、両方が弱くなりやすいです。
7〜10日: 2都市が実用上の上限
この長さなら、2都市はかなりうまく機能します。
特に次の条件なら強いです。
- 移動が単純
- 一都市目が主軸
- 二都市目に明確な違いがある
ただし「2都市行ける」ことと「2都市行くべき」は別です。
一都市を深くやるほうが良いこともあります。
11〜14日: 2都市は快適、3都市は厳選が必要
この長さになると3都市目が見え始めます。
でも成立するのは、たとえば次の条件が揃うときです。
- 移動が素直
- 各都市にちゃんと滞在日が残る
- 景勝地の寄り道を同時に押し込んでいない
3都市入れた結果、全部が薄くなるなら意味がありません。
15日以上: ここでやっと広げやすくなる
この長さがあると、やっと次のことを考えやすくなります。
- 少し遅めのテンポ
- より深い地域移動
- 景勝地を一つ足す
- 天候や予約摩擦で崩れても耐える
長い旅は自由度が増えますが、それでも構造は要ります。
3都市目が成立する条件
3都市目は、次が全部満たされるときだけ考えるくらいでちょうどいいです。
- 全体で 12〜14日 以上ある
- 各都市に複数の実日数が残る
- 3都市目に明確な違いがある
- 紙の上ですでに窮屈ではない
「もう一か所ねじ込めるかな」と思っている時点で、たいてい答えはノーです。
計画が多すぎるサイン
次のようなら、ほぼ確実に盛りすぎです。
- 有名だからという理由だけで都市が入っている
- 一泊だけの都市が複数ある
- 移動日を観光日として数えている
- 列車や便があるからという理由で足している
- 人に説明すると長いが、自分でも芯が分からない
良い初回旅行は、盛るより削る方向で強くなります。
現実的な考え方
- 1都市を強くやるほうが、2都市を急ぐより良いことがある
- 初回旅行なら2都市で十分満足しやすい
- 3都市は長めの旅で、しかも構造がきれいなときだけ
- 初回で中国全体をカバーする必要はない
目標は「制覇」ではなく、5日目、8日目、12日目にもまだ気持ちよく動ける旅です。
チェックリスト
- 観光できる実日数を正直に数えている。
- 都市数が総日数に見合っている。
- 各移動日を本当のコストとして見ている。
- 触るだけの都市を入れていない。
- 景勝地は時間が明らかに余る場合だけ足している。