簡単な答え
中国入国では、出国予定を示す証拠を求められることがあります。
特に重要になりやすいのは、次のような入国です。
- 査証免除
- トランジット査証免除
- 滞在可能日数が短く固定されているケース
実務上は、入国審査より航空会社のチェックインのほうが厳しいことも珍しくありません。
どこで見られやすいか
復路または第三国行きの証明が確認されやすいのは、主に次の場面です。
- 搭乗前の航空会社カウンター
- 乗り継ぎカウンター
- 場合によっては到着時の入国審査
航空会社が厳しくなるのは、条件を満たさない旅客を乗せた場合に、その責任を負いやすいからです。
どんなものが通りやすいか
いちばん分かりやすい証拠は次のようなものです。
- 確認済みの復路便
- 確認済みの第三国または第三地域行き国際便
- 氏名、日付、区間、予約状態が見える e チケット PDF
- 同じ情報が明確に見える航空会社アプリ画面
紙である必要はありません。
大事なのは、相手がすぐ読めて信頼できることです。
質問が増えやすいケース
次のような状態だと、止められやすくなります。
- 片道航空券しかない
- 出国便が滞在可能期間の外にある
- 仮押さえのように見える予約
- 氏名や日付が欠けたスクリーンショット
- トランジットのつもりでも、第三国・第三地域行きとして成立していない旅程
相手に推測させる形になるほど不利です。
日付の整合性はとても大事
出国便は、自分が使う入国根拠ときれいに噛み合っている必要があります。
たとえば、
- 30 日査証免除なら、その範囲に十分収まる日付
- 240 時間トランジットなら、その時間枠と経路条件に合う旅程
- 長期ビザでも、旅程が不自然なら出国予定を聞かれる可能性
入国条件が固定的であるほど、日付のズレは目立ちます。
変則的な旅程でも通ることはある
オープンジョーや複合旅程でも、分かりやすければ成立することはあります。
たとえば、
- 中国へ飛行機で入る
- 中国から鉄道やフェリーで別の管轄へ出る
- その後、第三国・第三地域へ進む
といった流れです。
ただし、カウンターで長い説明が必要な旅程は、一般に強くありません。
準備のしかた
オフラインで持つ
最低でも 2 パターンあると安心です。
- 航空会社アプリ
- 主要情報が見える PDF かスクリーンショット
空港の Wi-Fi 頼みにはしないほうがいいです。
旅程を一目で分かる形にする
少し変則的な旅程なら、
- 出国区間をすぐ見せられるようにする
- 時系列が分かるように並べる
- 必要なら入国便と出国便を両方見せる
ことが大切です。
数秒で理解してもらえる形が理想です。
柔軟運賃でも「今使える証拠」にする
柔軟運賃や払い戻し可能運賃を使うとしても、次の条件は満たしたいです。
- 予約が確定している
- 発券済みである
- すぐ提示できる
「あとで予約します」は証拠になりません。
よくある失敗
- 査証免除なら出国証明はいらないと思い込む
- 出国日をぎりぎり、またはオーバーしそうな日にする
- 仮予約を本予約と同じ感覚で扱う
- 交通証明の代わりにホテル予約を見せる
- トランジットを自由旅行のように考える
多くの問題は、書類の論理が甘いことから起きます。
現実的に見ると
- 出国証明を聞かれること自体は普通
- すぐ見せられれば会話は短く終わりやすい
- 航空会社のほうが入国審査より硬いことも多い
- 単純な旅程ほど通しやすい
これは疑われているというより、準備が足りているかの確認です。
チェックリスト
- 復路または第三国・第三地域行きのチケットが確定している。
- 出国時期が自分の滞在条件に合っている。
- 氏名がパスポートと一致している。
- オフラインで見せられる形を用意している。
- 一目で分かる旅程になっている。