簡単な答え
今の中国旅行では、大量の現金を持ち歩く必要はありません。
ただし、現金をまったく持たないのも旅行者には少し危ういです。
短期旅行なら、人民元の少額現金をバックアップとして持つだけで十分なことが多いです。
いちばん大事な前提
中国はモバイル決済中心ですが、現金が無意味になったわけではありません。
人民元は法定通貨であり、条件が整えば現金払いも今も有効です。
つまり今の現金は、
- 主役ではない
- でも死んだ手段でもない
という位置づけです。
それでも現金が役立つ理由
少額の現金があると助かるのは、たとえば次のような場面です。
- 到着初日に設定がまだ不安定
- スマホの充電が切れた
- 本人確認が急に要求された
- 海外カードの通りが悪い小さな店に当たった
- とにかくその場を早く終わらせたい
中国が現金社会だから持つのではなく、逃げ道を1つ増やしておくために持つ、と考えると分かりやすいです。
どれくらいあれば足りるか
多くの旅行者なら、200〜500元前後を細かめの紙幣で持っておけばかなり安心です。
そのくらいあれば、
- 数回の食事
- タクシー1〜2回
- ちょっとした緊急支払い
は十分カバーしやすいです。
地方へ行く、深夜到着が多い、といった事情があるなら、少し増やすのも合理的です。
小さい紙幣のほうが使いやすい
現金を持つなら、使える形で持つのが大切です。
- 小額紙幣を混ぜる
- 大きい札だけにしない
中国で現金が面倒になるのは、理屈の上で受け取れないからではなく、細かいお釣りが出しにくい瞬間があるからです。
現金払いで起こりやすいこと
現金を出しても問題ない店は多いですが、スタッフが少し驚いたように見えることはあります。
それは敵意ではなく、次のようなことが多いです。
- 珍しいので一瞬止まる
- お釣りを確認したい
- 普段あまり扱わない
軽い戸惑いを、拒絶や失礼だと受け取る必要はありません。
少し多めに持ってもいい場面
次のような条件なら、やや厚めのバックアップ現金も合理的です。
- 長距離国際線の直後に到着する
- スマホ決済をまだ本番で試していない
- 大都市中心部の外へ行く
- 自分のカードが海外で不安定になりやすい
怖がるためではなく、最初の24時間を滑らかにするための調整です。
よくある失敗
- 念のためと言って大金を持つ
- 現金を主力にしようとする
- 小さな店は現金のほうが喜ばれると思い込む
- 現金が少ないだけで不安になる
今の中国旅行では、この感覚は少し古くなっています。
現実的に見ると
- 支払いの主役はスマホ
- それでも現金は有効な保険
- 多くの旅行者に必要なのは少額だけ
- 現金の有無より、支払い手段を複数持つほうが重要
現金は燃料ではなく、保険として持つくらいがちょうどいいです。
チェックリスト
- 人民元の少額現金を少し持っている。
- 大きな紙幣だけでなく小さい紙幣もある。
- 現金は主力ではなくバックアップだと理解している。
- モバイル決済以外の支払い手段も準備している。