簡単な答え
中国では、日常の場面で英語が広く通じるとは考えないほうが安全です。
大都市でも、実際に接する相手がほとんど英語を話さないことは珍しくありません。
ただし、それは不親切という意味ではありません。
最初から「英語は限定的」と見込んで準備しておけば、旅行自体は十分スムーズに進みます。
基本の前提
中国の日常生活は、当然ながら中国語を中心に回っています。
- 店舗や交通機関の案内は中国語が基本
- 接客もまず中国語で進む
- 英語対応があっても補助的なことが多い
なので大事なのは、
「英語が通じるか」より「通じなくても動ける形を作っておくか」です。
英語を見かけやすい場所
比較的英語に出会いやすいのは、次のような場所です。
- 北京、上海、広州、深圳などの大都市
- 空港
- 大型ホテル
- 有名観光地
- 一部の国際志向のカフェやチェーン店
それでも、流暢な会話というより、短い案内や基本的なやり取りにとどまることが多いです。
英語をほとんど期待しないほうがいい場所
次のような場面では、英語がほぼ通じない前提でいたほうが楽です。
- 小さな食堂
- タクシーや配車ドライバー
- 街の個人商店
- 住宅街のサービス
- 市場
- 小都市や地方都市
これは例外ではなく、ごく普通の状態です。
実際にはどうやって乗り切るのか
多くの旅行者は、英語の会話ではなく次の道具で回しています。
- 翻訳アプリ
- 中国語で保存した住所や店名
- スクリーンショット
- 地図アプリのピン
- 指さしと短い確認
中国では、正しいテキストを見せるほうが、英語で説明するより役に立つ場面がかなり多いです。
必要以上に不安にならなくていい理由
今の中国旅行は、想像以上にアプリと画面中心です。
- 注文は QR コード経由
- 支払いはアプリ中心
- 移動は地図や配車アプリ中心
- ホテルや交通の情報もスマホで確認しやすい
つまり、流暢に英語を話せなくても、
- 食事をする
- 支払う
- ホテルに入る
- 地図で移動する
- 駅や空港を使う
といった基本行動は十分こなせます。
出発前の準備
1. 翻訳アプリを入れておく
- オフライン言語パックを入れる
- カメラ翻訳を試しておく
- 短い文を入力して見せる流れに慣れておく
2. 重要な情報を中国語で保存する
- ホテル名
- ホテル住所
- 駅名や空港名
- 主な目的地
- 緊急連絡先
話すより、画面を見せるほうが早いです。
3. 会話ではなく確認で考える
- 住所を見せる
- 短い翻訳文を見せる
- うなずきや簡単な返答で確認する
- 長い説明をしようとしない
中国でのやり取りは、雑談より実務確認のほうが多いと考えると分かりやすいです。
よくある勘違い
- どこでも日常会話レベルの英語が通じると思う
- 通じないと声を大きくすればいいと思う
- 翻訳アプリを使うのを気まずく感じる
- そっけない返答を不親切だと受け取る
実際には、多くの人は単にその場の用件を早く片付けようとしているだけです。
現実的に見ると
- 英語が限定的なのは普通
- それでも旅行は十分成立する
- うまくいく人ほど、会話より準備を重視している
- 期待値を下げたほうが、体感はむしろ良くなりやすい
中国では、英語を武器にするより、スマホを道具として使いこなすほうが大切です。
チェックリスト
- 翻訳アプリを入れた。
- オフライン言語パックを準備した。
- ホテル名と住所を中国語で保存した。
- よく行く場所の中国語表記を保存した。
- 英語が通じなくても画面で対応するつもりでいる。